東北大学の金森義明氏は、メタマテリアルの研究を進めるとともに、メタマテリアル研究革新拠点「Meta-RIC®」を設立し、企業との連携を通じた社会実装に力を注いでいる。研究の原点から社会実装への思いまで話を聞いた。

世界で応用が見え始めたメタマテリアル
微細加工を光の制御へ応用する
─先生の研究内容について
現在、主に取り組んでいるのはメタマテリアル、メタサーフェスの研究です。メタマテリアルとは、人工的に作った構造によって、自然界には存在しないような電波や光の応答を実現する技術です。そのためには、波長よりも小さいスケールで構造を作る必要があり、ナノメートル、マイクロメートルスケールの微細加工技術が重要になります。
私はもともと機械系の出身で、微細加工やMEMSといった「ものづくり」が根幹にあります。現在は、スマートシステム超集積化研究開発センター(SIRC)のセンター長も務め、微細加工を基盤とした研究にも携わっています。私はこの微細加工技術を光に応用し、微小な機械構造や微細加工技術を用いて、光や電波を制御する研究を進めてきました。



