OPTRONICS ONLINEOBC ラジオ大阪

オプトロニクス社は、2024年12月より『光』をテーマにしたラジオ番組「サイラジ! 光の未来探検」の放送をラジオ大阪(OBC、FM91.9 AM1314、毎週土曜朝10:15~10:30)で始めました。放送後、ポッドキャスト番組として即日配信し、OBCの聴取エリア以外でも全国各地で聴くことができます。

新番組「サイラジ! 光の未来探検」は、光の可能性、先進性を知ってもらうことを目的としています。番組名の「サイラジ」とは、サイエンスラジオの略で、業界でも珍しい『光』にスポットを当てた科学番組です。

社会を支える、社会を変える可能性を秘めた『光』について、意外と私たちは知りません。この番組では、光の不思議、魅力にはじまり、技術トレンド、光の持つエンターテインメント性などを、だれもが理解できるように分かりやすく、楽しく解説します。

MC

パーソナリティー 八木 早希
(フリーアナウンサー)

ナビゲーター 杉島 孝弘
(オプトロニクス社)

ON AIR
2025.01.11 [ Saturday ]

第6回 「身近にあるレーザー」

私たちの身の回りでもレーザーは使われています。ここではその例として、スーパーやコンビニで眼にするバーコードリーダーや、山本先生もかつて開発に携わっていたという、CDやBlu-rayなどの光ディスクについて、その原理などを解説していただきます。

バーコードリーダー
商品やラベルに印刷されたバーコードにレーザーなどの光を照射して、反射した光から、バー(黒)とスペース(白)を解析して読み取り、電気信号に変換する装置です。

レーザーディスプレイ
レーザー光でデータを記録・再生する円盤状の記憶媒体で、CDやDVD,Blu-ray(BD)などが代表的なものです。バーコードリーダー同様、光ディスクに照射した光の反射を解析して電気信号に変換します。

山本 和久 大阪大学レーザー科学研究所特任教授/株式会社パワーレーザー 代表取締役
1981年大阪大学基礎工学部電気工学科卒。同年松下電器産業(株)に入社。光導波路、光デバイスの研究開発、映像・メディア機器へのレーザー応用の研究。 2009年大阪大学光科学センター。2018年4月~ 大阪大学レーザー科学研究所教授。レーザー照明、レーザーディスプレイを研究。工学博士

2025.01.11 [ Saturday ]

第7回 「山本先生の現在の研究」

今回は山本先生が研究されているレーザーの応用のうち,「レーザーディスプレー」を紹介していただきます。具体的にはドローンを使って上空に絵や動画,メッセージなどを映し出そうというもので,大阪・関西万博でも紹介予定です。

バーコードリーダー
レーザー光を使って映像を投影するタイプのディスプレー。レーザーの光を高速で動かして一筆書きのように線を描写するものや,プロジェクターの光源にレーザーを用いるものなど,いくつかの方式があります。

山本 和久 大阪大学レーザー科学研究所特任教授/株式会社パワーレーザー 代表取締役
1981年大阪大学基礎工学部電気工学科卒。同年松下電器産業(株)に入社。光導波路、光デバイスの研究開発、映像・メディア機器へのレーザー応用の研究。 2009年大阪大学光科学センター。2018年4月~ 大阪大学レーザー科学研究所教授。レーザー照明、レーザーディスプレイを研究。工学博士
2025.01.04 [ Saturday ]

第5回 「レーザーって何?」

新年第一回のゲストには「光の魔術師」こと、大阪大学特任教授の山本和久先生にご登場いただきました。ここでは光を語るうえで必須となる「レーザー」とは何か、どんな応用があるのかについて教えていただきます。

レーザー
光の中からひとつの色だけを選択して,増幅させた人工的な光。通常の光とは違い,ピンポイントで照射できるのでエネルギーを集中できます。

山本 和久 大阪大学レーザー科学研究所特任教授/株式会社パワーレーザー 代表取締役
1981年大阪大学基礎工学部電気工学科卒。同年松下電器産業(株)に入社。光導波路、光デバイスの研究開発、映像・メディア機器へのレーザー応用の研究。 2009年大阪大学光科学センター。2018年4月~ 大阪大学レーザー科学研究所教授。レーザー照明、レーザーディスプレイを研究。工学博士

収録ウラ話

1月のゲストは大阪大学特任教授で、大阪大学の技術を実用化へと導くベンチャー企業、パワーレーザーの社長を務める山本和久先生をお招きしました。
テレビにも何度も出演され「レーザーの魔術師」の異名をとる山本先生ですが、初めてのラジオは少し緊張されていたようです。しかし、収録が進むとともにだんだんと調子が戻り…この続きは是非ラジオで!




2024.12.28 [ Saturday ]

第4回 「やっぱり光はすごい!2024年も大活躍」

2024年にあった光技術の活躍をご紹介!
京都賞を受賞したジョン・ペンドリーさんが発明したメタマテリアルで透明マントができる?月着陸に成功した探査機SLIMに積まれているLiDAR分光カメラって?光ファイバーで地震予知?

メタマテリアル
光の波長よりも小さな材料を、光の波長よりも小さな間隔で並べた人工物質。光の屈折率を制御できます。

LiDAR
レーザーを照射して物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測することで、物体の距離や形状を計測する技術やその装置です。

分光カメラ
光を波長ごとに分けて撮影できるカメラ。調べたい物質に光を当てて特有の吸収や反射を分析することで、その物質を特定できます。

光ファイバー
ガラスやプラスチックなどでできた光の伝送路。ホースに水を通すように、光信号を遠くまで届けることができるので、主に通信で使われています。

杉島孝弘 オプトロニクス社デジタルメディア編集長
商社勤務、タウン誌編集を経て2005年入社。WEBメディア「OPTRONICS ONLINE」を運営しているほか、メールマガジンの編集、インタビューなども担当。



2024.12.21 [ Saturday ]

第3回 「光がクリスマスを盛り上げる」

青色LEDが登場してクリスマスのイルミネーションってどう変わった?
電球を発明したのはエジソンじゃない?京都の竹がフィラメントに?
青色LEDの発明ってどんな意味があったの?発明したのはどんな人?

青色LED
LEDとはLight Emitting Diodeの頭文字で、光を発する半導体のことです。日本人が青色のLEDを発明したことで光の三原色が揃い、多くの分野で応用されています。白熱電球より省エネで長寿命なことから照明でもお馴染みです。

杉島孝弘 オプトロニクス社デジタルメディア編集長
商社勤務、タウン誌編集を経て2005年入社。WEBメディア「OPTRONICS ONLINE」を運営しているほか、メールマガジンの編集、インタビューなども担当。

収録ウラ話

録音ブースは遮音性が高く、扉を閉めると外からの音は全く聞こえません。そこで向かいの調整室とはイヤホンを通じてやりとりをする必要があります。あっちの声が聞こえないからと油断して愚痴など言うと、こちらの声は全てマイクを通して向こうに届いているので、注意が必要です。




2024.12.14 [ Saturday ]

第2回 「光が人々の暮らしを守る」

闇バイトが世間を騒がせている中、防犯に使える光技術を紹介。赤外線センサーや赤外線カメラにはどんな種類がある?

赤外線
私たちが見ている光「可視光」の中でもいちばん波長の長い「赤」よりさらに波長が長い光のことです。赤色の外側にあることからこの名前で呼ばれます。目に見えないのでセンサーのほか,通信や分析にも使われています。

杉島孝弘 オプトロニクス社デジタルメディア編集長
商社勤務、タウン誌編集を経て2005年入社。WEBメディア「OPTRONICS ONLINE」を運営しているほか、メールマガジンの編集、インタビューなども担当。



2024.12.07 [ Saturday ]

第1回 「光×スマホ」

オプトロニクス社ってどんな会社? MC杉島の新人時代の苦労とは?
身の回りの光技術から、次世代スマホの6Gで使われるであろうテラヘルツ波についてご紹介。

テラヘルツ波
電波と赤外線の間の波長帯にある目に見えない光。電波よりも多くの情報を運べるため通信への応用が期待されているほか,物質を通り抜けやすい性質を利用して,衣服の下の武器などを発見するために空港などでも利用されています。

杉島孝弘 オプトロニクス社デジタルメディア編集長
商社勤務、タウン誌編集を経て2005年入社。WEBメディア「OPTRONICS ONLINE」を運営しているほか、メールマガジンの編集、インタビューなども担当。

収録ウラ話

放送局のマイクは超高感度!収録中に軽食が回ってきて一息つくも、それを消化しようと急にお腹がキューキューと鳴りだします。その音がMCの八木さんのアナウンスに被ってNG。「気にしなくていいですよ」と言ってもらったものの胃の動きは止められず、調整室の皆さんも苦笑い。お腹をぐっと押えての収録となったのです。




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