大阪大学レーザー科学研究所は、自由民主党「核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)推進議員連盟」が同研究所を視察したと発表した(ニュースリリース)。視察は2026年9月9日に行われ、議連会長の上川陽子衆議院議員、顧問の岸田文雄元内閣総理大臣をはじめ、12名の国会議員が参加した。
視察では、同研究所・所長の兒玉了祐氏が、大型パワーレーザーを基盤とした研究・教育、共同利用・共同研究、産学連携、国際連携などの取り組みを紹介した。
また、日本の強みを生かした世界初とする大型繰り返しパワーレーザー「GEKKO-RE」の実現に向けた研究開発について説明。宇宙、エネルギー、先端産業など幅広い分野への応用を見据えた取り組みを示した。
さらに、レーザーフュージョンエネルギーの実現に向けた発電原理実証や「HYPERION計画」など、実用化と社会実装を視野に入れた研究開発戦略についても解説した。
一行はその後、展示室や大型レーザー装置「激光XII号」「LFEX」、組立洗浄室、ターゲット室などを視察した。同レーザー研副所長の重森啓介氏が各装置・施設の構造や仕組み、それらを活用した研究について説明した。
視察では、大型レーザー装置の仕組みや研究内容に加え、大型パワーレーザー技術の産業応用、レーザーフュージョンエネルギーの実用化・社会実装に向けた課題、スタートアップとの連携などについて質疑が交わされた。
政府がフュージョンエネルギーの産業化を視野に政策を進める中、大型パワーレーザー技術とレーザーフュージョン研究を国内産業や社会実装につなげる動きが今後さらに注目される。



