日米研究機関がレーザー核融合研究を加速へ

著者: 梅村 舞香

米Blue Laser Fusion(BLF)と大阪大学が共同で推進するBLFエネルギー協働研究所が,内閣府が推進するムーンショット型研究開発制度のフュージョンエネルギー分野(目標10)において,プロジェクトマネージャー(PM)に採択されたと発表した(ニュースリリース)。

同研究所は,BLFと大阪大学レーザー科学研究所が2023年10月に設立した共同研究部門を前身として,2025年4月に発展的に設立されたもので,レーザーフュージョン技術の社会実装を目指して共同研究を進めている。

今回のプロジェクトでは,BLFの革新的レーザー技術を活用し,独自のOEC(Optical Enhancement Cavity)レーザーなどの鍵となる技術開発を多年度計画で推進し,次世代レーザーフュージョンプラントの実現と日本のエネルギー課題解決への貢献を目指す。今後,プログラムディレクターおよび科学技術振興機構(JST)との協議を経て,詳細な研究体制が確定するとしている。

ムーンショット型研究開発制度は,内閣府が主導し,文部科学省が設定した挑戦的研究開発コンセプトをJSTが実施機関として運営する国家プロジェクト。目標10は,2050年までに,フュージョンエネルギーの多面的な活用により,地球環境と調和し,資源制約から解き放たれた活力ある社会を実現を掲げているという。

キーワード:
 

関連記事

  • カネカ、NEDOの次世代型タンデム太陽電池量産技術実証事業に採択

    カネカは、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/次世代型タンデム太陽電池量産技術実証事業」に採択されたと発表した(ニュースリリース)。 タンデム型ペロブスカイト太陽電池…

    2026.02.12
  • 阪大発のスタートアップ企業、宇宙戦略基金事業「高出力レーザーによる空間自在利用技術」で採択

    大阪大学レーザー科学技術研究所発のスタートアップ、パワーレーザーは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募する宇宙戦略基金事業(第二期)「空間自在利用の実現に向けた技術」において、「(B)軌道上物体除去技術の開発」および…

    2026.01.28
  • 浜ホト,NEDOの量子コンピュータ開発事業に採択

    浜松ホトニクスは,NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」における「量子コンピュータの産業化に向けた開発の加速」事業に,事業テーマ「量子コンピュータの産業化に向け…

    2025.08.08
  • 古河電工,6G光トランシーバ開発でNICTプロに採択

    古河電気工業は,情報通信研究機構(NICT)が公募した「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」令和7年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムの「研究開発プロジェクト③:1.6Tb/s級光トランシー…

    2025.07.10
  • リコー,ペロブスカイトPV庭園灯が東京都事業に採択

    リコーは,ペロブスカイト太陽電池を搭載した庭園灯の実証事業が,東京都の「令和6年度 次世代型ソーラーセル社会実装推進事業」に採択されたと発表した(ニュースリリース)。 同社は,有機感光体の技術を応用し,低照度の室内光でも…

    2024.12.05
  • NTTら5社の提案,NICTのBeyond 5G基金事業に採択

    日本電信電話(NTT),KDDI,富士通,日本電気(NEC),楽天モバイルなどの共同提案が,情報通信研究機構(NICT)の革新的情報通信技術 Beyond 5G(6G)基金事業の「社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム…

    2024.10.24
  • PXPら,曲がる太陽電池で研究開発プロジェクト採択

    PXPと東プレは,神奈川県の令和6年度事業「2050年脱炭素社会の実現」に資する研究開発プロジェクトに採択されたと発表した(ニュースリリース)。 このプロジェクトでは「低温物流の脱炭素化に資する次世代太陽電池システムの開…

    2024.07.16
  • フュージョンエネルギー産業協議会(J-Fusion)設立

    3月29日,フュージョンエネルギー産業の創出により,我が国と世界のエネルギーシステムに革新をもたらし,将来の安定でクリーンなエネルギーによる人類の発展に寄与することを目的とし,一般社団法人フュージョンエネルギー産業協議会…

    2024.04.08

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア