島津製作所、JAXA基金で量子スピン磁力計の開発に参画

島津製作所は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙戦略基金事業に採択された研究開発拠点「宇宙転用・新産業シーズ創出拠点“SX-CRANE”」に、代表機関である東京科学大の連携機関として参画する(ニュースリリース)。

SX-CRANEの技術開発課題は、「有人火星時代に向けた環境センサ・小型ペイロード開発拠点(牽引型)」。島津製作所は、トンネル磁気抵抗(TMR)効果を利用したスピントロニクスデバイスを応用し、宇宙空間で使用できる「量子スピン磁力計」の開発を担う。

開発する磁力計は、互いに直交する3軸方向の磁場を検出できる感度軸を備える。無人探査機への搭載が可能な小型磁力計として、宇宙空間の磁場観測に加え、地球上における環境モニタリングや防災、資源探査などへの応用も見込む。

同社は、東大先端科学技術研究センターの関華奈子教授の研究チームが担当する「着陸地点評価局」の構成品として、量子スピン磁力計の開発を進める。2030年代に計画されている火星着陸探査機への搭載を目指すとしている。

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