Thinker、小山佳祐氏が日本機械学会賞を受賞 赤外線とAIによる近接覚センサーを評価

Thinkerは、同社取締役であり大阪大学基礎工学研究科招へい准教授の小山佳祐氏らの研究チームが、「2025年度 日本機械学会賞(技術)」を受賞したと発表した(ニュースリリース)。

(写真)Thinker取締役の小山佳祐氏

 日本機械学会賞は、機械工学および機械産業の発展に寄与する優れた研究・技術成果に対して授与される表彰制度であり、このうち「技術賞」は近年完成した新技術の中から、独創性や新規性、性能、社会・経済への貢献などの観点で特に優れた成果に贈られる。

 今回の受賞は、Thinkerが開発を進めてきた近接覚センサー技術が評価されたもの。同センサーは、カメラを用いず赤外線とAIを組み合わせた独自のセンシングにより、物体の位置や形状を非接触かつ高速に把握できる点が特徴である。鏡面や透明体といった従来は認識が難しかった対象にも対応可能で、現場環境に応じた柔軟なピッキングを実現する。

(写真)近赤外線センサーによるロボットハンド
(写真)透明な物体も把持することができる

 また、ロボットのティーチング負担を軽減できることから、自動化が難しかった工程へのロボット導入にも寄与する技術として期待されている。

 Thinkerは今後、ロボットハンドやエンドエフェクターへの実装を進め、製造現場で実際に活用されるロボット技術の開発を通じて、日本のものづくりの高度化に貢献していく方針だ。

なお、今回受賞した近接覚センサーは月刊オプトロニクス2026年3月号 特集 『光でとらえる、動かす 未来社会を変えるロボティクス』で解説されている。

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