パシフィコ横浜で開催されている「OPIE’26」のレーザーEXPO会場において、光計測機器の専門商社であるオーシャンフォトニクス株式会社は、次世代ディスプレイや高度な光学設計の評価を支援する最新のソリューションを幅広く提示している。

今回の展示で最大の注目を集めているのが、蘭Admesy社製の新製品であるディスプレイ用ミラー式配光測定システム「DMG (Display Mirror Gonio)」の実機デモンストレーションだ。このシステムは、分光放射輝度計を使用してディスプレイの角度依存的な分光特性を自動測定するもので、最大偏角75°、方位角350°という広範な測定角度に対応しながら、分光スペクトル、輝度、色度を高精度かつ高速に評価できる能力を持つ。特に、最大1,000,000 cd/m²という超高輝度ディスプレイにも対応しており、車載HUDやAR光学エンジン、あるいはOLEDやMicroLEDにおける青シフトや色ズレの補正設計といった、厳しい品質評価が求められる最先端分野に威力を発揮する。

会場では専用ソフトウェア「NEO Suite」を用いた直感的な操作と解析の様子が公開されており、複雑な配光データがリアルタイムで視覚化されるプロセスを間近に確認できる。
同社ブースではDMGに加え、世界的なシェアを誇るOcean Insight(旧オーシャンオプティクス)社製のファイバマルチチャンネル分光器の多彩なラインアップも展示の中心となっている。ユーザー自身でスリット交換が可能なスタンダードモデル「Ocean SR4」をはじめ、900〜2500nmの広帯域に対応し高感度ハイゲインモデルも選択できる近赤外用の「Ocean NR」、装置組込みに特化した超コンパクトな「Ocean ST」、そして電子冷却式ディテクタにより蛍光・ラマン分光などの微弱光計測に最適な「QE Pro」まで、研究開発から量産ラインまであらゆるニーズに応える製品群が揃う。さらに、フラッシュランプの測定に対応したInternational Light Technologies社製のハンドヘルドライトメータ「ILT2500」や、紫外から赤外まで高い反射率と拡散性を維持するLabsphere社製の「スペクトラロン標準反射板」および積分球システムなど、光計測に必要な周辺機器も含めたトータルな提案が行われている。専門スタッフによる技術相談も随時受け付けており、ディスプレイ計測の高度化や分光システムの最適化を目指す技術者にとって、実機を通じた具体的な課題解決の場となっている。




