古河電工と日亜化学,レーザー加工ラボを開設

古河電気工業と日亜化学工業は,愛知県刈谷市に「古河電工・日亜化学 先進レーザー加工ソリューションラボ(CELL)を開設した(ニュースリリース)。

これまで国内のレーザー加工ソリューション開発の拠点として,古河電工千葉事業所内(千葉県市原市),CALL(愛知県豊田市),日亜化学横浜研究所内(神奈川県横浜市)の3カ所にレーザー加工実験設備を設けていた。

モビリティの電動化の加速により,電動アクスルや電池などで多用される銅材料の溶接などレーザー加工の適用が広がり,ユーザーの生産技術開発サイクルのさらなる短縮に向け,1カ所で様々なレーザー加工ソリューション開発を行なえる拠点の必要性が高まってきているとともに,次世代レーザー製品の開発についてもスピードの向上が求められていた。

両社は,自動車産業の集積地である中部地区に,新たな共創拠点となるレーザー加工ソリューションラボCELLを開設した。CELLには,光ファイバからの輝度で世界最高レベルとなる最新の5kW青色レーザー発振器(BR5000)を設置し,今後Blue-IRハイブリッドレーザー発振器BRACEシリーズを含む古河電工製のすべての産業用レーザー発振器を配備する予定だという。

ユーザーの多様な要望に応えることができ,加工試験や評価のサイクルが短縮されることから,レーザー加工を活用した生産技術開発の加速に貢献する。また両社がCELLを共同運営することで,レーザー加工から光源開発まで一連の活動が可能となるため,ユーザーが求める特性を踏まえた次世代レーザー製品等のソリューションを提案することができるとしている。

キーワード:

関連記事

  • セブンシックス、オムロンからレーザー加工技術を譲受

    セブンシックスは2026年3月31日付で、オムロンからレーザー加工関連技術および資産を譲り受けたと発表した(ニュースリリース)。 今回の譲受には特許11件を含む知的財産に加え、設計・製造関連資産,ソフトウェア、図面、保守…

    2026.04.10
  • 【解説】オキサイド、半導体後工程向けレーザー加工装置事業を強化

    オキサイドは、台湾のレーザー微細加工装置メーカーBoliteと業務提携に関する基本合意を締結し、半導体後工程向けレーザー加工装置事業の強化に乗り出す。これまで同社は深紫外レーザーなどの光源技術を活かし、主に半導体前工程の…

    2026.03.17
  • アマダ,ブルーレーザーを搭載した3次元レーザー統合システムの受注を開始

    アマダは,3次元レーザー統合システム「ALCIS-1008e」のブルーレーザー発振器・スキャナーヘッド仕様の正式受注を開始した(ニュースリリース)。 「ALCIS(AdvancedLaserCubeIntegratedS…

    2025.11.07
  • 東大ら,MoS2エッジ表面加工の分光測定に成功

    東京大学,東北大学,京都大学は,レーザー加工と顕微分光を用いることで,触媒活性サイトが存在していると考えられてきた二硫化モリブデン(MoS2)のエッジ表面における電子状態と化学反応を選択的に直接観測することに成功した(ニ…

    2025.10.30
  • 【探訪記】最新レーザー技術を体感する,IPG「Fiber Laser Days」レポート

    IPGフォトニクスジャパンは7月25日,愛知県安城市にある中部テクニカルセンターにて,同社の製品・技術を紹介する見学会「Fiber Laser Days」を開催した。同センターは同社のレーザーを用いた加工試験を実際の材料…

    2025.09.18

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア