エーシックは,センサー用光源として最適な照射位置が安定した高精度チップLED「ARシリーズ」を開発した(ニュースリリース)。2024年12月に販売開始予定。
従来のLEDは,ベアチップとレンズ位置のズレ量を制御する事が難しく,対策としてレンズのみを後付けで実装する方法や樹脂をポッティングしてレンズを形成する方法等がとられてきており,高精度な光学系を必要とする用途で安価に使用するには難しいとされていた。
同社は,バラつきを50μm程度に抑え,ターゲットに対して正確に光を照射する「ARシリーズ」を開発した。このシリーズは,ベアチップとレンズ位置のズレ量を抑え,実装時の実装精度も高めた設計で,光学性能を最大限に引き出すことが可能で,光センサーや特殊照明用途などの性能向上,設計の簡便化によるコスト削減及び,生産工程での工数削減といったトータルコスト削減に大きく貢献する製品となっているという。
また狭角のスポット光から拡散型の光まで,用途に合わせた幅広いラインナップを提供し,設計開発者のニーズに柔軟に応えるとしている。
■主な製品特長は以下の通り。
・照射位置が高精度
・薄型パッケージ(厚さ0.7mm~)
・裏面端子によるコンパクト実装(実装面積はパッケージサイズと同等)
・選べるレンズ形状(レンズなし,指向特性別)
・選べるパッケージサイズ