エドモンド・オプティクスは、レーザーシステム向けの焦点深度拡張(EDOF)メタレンズの在庫販売を開始した(製品ページ)。これまで高度なメタオプティクスは、その専門性の高さからカスタム開発による対応が一般的であり、導入には多大なコストと長いリードタイムを要することが課題となっていたが、今回、標準在庫品(カタログ品)としてラインナップに加わったことで、WEBサイトからの直接調達が可能となった。これにより、エンジニアは試作期間を短縮し、設計から量産立ち上げまでの開発工程を加速させることが期待される。

本製品は、サブ波長ナノ構造を活用して、808nm、1030nm、1064nmの各波長に対して完全な波面制御を実現する光学素子である。厚さわずか0.45mmの単一平面素子という形状により、従来のかさばるマルチ素子アッセンブリやアキシコンを代替し、イメージングやセンシングシステムの小型化、構成の簡略化、およびアライメント負荷の軽減を目的としている。
機能面では、拡張された焦点深度範囲において制御された焦点スポットを維持できる点が特徴である。具体的な仕様としては、焦点距離200mmで200〜250mmの範囲において50μm未満のスポットサイズを維持するモデルや、焦点距離50mmで50〜62.5mmの範囲において15μm未満のスポットサイズを維持するモデルが用意されている。これにより、位置決め誤差に対する感度が抑制され、頻繁な再フォーカス作業の削減が見込まれる。
適応分野は、Ti:Sapphire、Yb-doped、Nd:YAGなどの各種レーザーを用いた材料加工、マーキング、ビーム整形など多岐にわたり、超短パルスフェムト秒レーザーにも対応する。



