大日本印刷(DNP)は、従来品と比べて輝度を最大約3倍に高めた小型照明装置「DNP高視認性パターンライト 固定設置タイプ」を開発し、2026年7月から試験販売を開始する(ニュースリリース)。明るい屋内施設や寒冷地などで、ラインや矢印、文字などのパターン光を投影し、作業者や車両の誘導、安全対策に活用することを想定している。

新製品は、既存の「パターンライトポータブルタイプ 消費電力3.0W標準仕様」と比較して、輝度を最大約3倍に向上させたという。これにより、工場や物流倉庫などの比較的明るい環境でも、ラインや矢印などの投影パターンを確認しやすくしたとしている。
光を投射する部分には、オプションとしてヒーター機能を備えたウインドウを搭載できる。窓面への霜の付着を抑えることで、寒冷地や冷凍倉庫などの氷点下環境にも対応し、物流施設やインフラ設備での利用を見込む。
また、遠隔操作やセンサーとの連動、複数台による投影、点灯・消灯、調光などに対応する制御システムも提供する。人が常駐しにくい工事現場や物流センター、滑走路などで、車両や航空機、人の誘導に活用できる可能性があるという。
投影パターンは、ラインや矢印に加えて、文字やシンボルなども用途に応じて設計できる。危険箇所の表示、歩行帯や区画線の投影、トラックの入庫誘導、災害時の避難誘導、道路上での車線案内、作業用ガイドラインの表示など、幅広い用途を想定している。
同社は、物流施設や工場、工事現場での人手不足や労働災害防止を背景に、車両やフォークリフト、無人搬送車などを安全に誘導する需要が高まっているとみている。今後、公共工事や施設運営事業者などに製品を展開し、従来のパターンライトを含めて2030年度までに累計50億円の売上を目指すとしている。



