古河電工グループの米Lighteraは、ハイパースケールデータセンタ向けに世界最高クラスとする13824心の超多心光ファイバーケーブルの量産を開始した(ニュースリリース)。

生成AIやクラウドサービスの普及に伴うデータセンタにおけるトラフィックの急増を背景に、光伝送の大容量化が求められる一方で、データセンタにおける光ファイバーケーブルの敷設スペースが限られていることなどから、超多心化が進んでいる。
こうしたなか同社では、独自の技術であるローラブルリボン(間欠接着型テープ心線)を採用した超多心光ファイバーケーブルを提供しているが、新設・増設が相次ぐハイパースケールデータセンタからの更なる大容量化へのニーズに応えるため、新製品の開発および量産体制の構築に取り組んでいた。
13824心の超多心光ファイバーケーブルは、従来製品と比べて2倍の伝送容量を有し、直径200μmの細径光ファイバー16本を間欠的に接着させたローラブルリボンを用いた高密度化によってケーブル外径を40mm以下に抑えているため、限られたスペースでの大容量光ファイバーネットワークの構築を効率化する。VSFF(Very Small Form Factor)コネクタに対応していることから接続架の小型化・高密度化にも寄与し、さらに、屋外・屋内兼用であることからデータセンタ建屋間の接続によるGPUクラスタの構築などにも対応する。
また、古河電工三重事業所内に13824心を含む超多心光ファイバーケーブルに特化した第2工場を開設し、2月より本格稼働を開始した。これにより13824心を含む超多心光ファイバーケーブルラインナップの量産運用が可能となり、生産能力は2023年度比2倍以上となった。今後も超多心光ファイバーケーブルの提供や関連技術の開発を推進することにより、データセンタの高密度化・大容量化および生成AI時代のネットワーク進化に貢献するとしている。

Lighteraはライテラジャパン、米Lightera, LLC.、ブラジルLightera LatAm S.A.の3社からなる光ソリューション事業のグローバル組織。本社を米国ジョージア州ノークロスに置き、通信、エンタープライズ、公共インフラ、医療、航空・防衛など幅広い業界にサービスを提供。また、生成AI・データセンタ関連や5G/6G、センシングなどの先進技術分野にも対応している。



