古河電気工業は、光ファイバーおよび光ファイバーケーブルの生産能力を増強することを発表した(ニュースリリース)。
近年、生成AIの急速な普及やクラウドサービスの高度化を背景に、世界的なデータセンタ市場が力強い成長を続けている。特にハイパースケールデータセンタを中心としたインフラ投資の拡大に伴い、高品質な光ファイバーケーブルへの需要は中長期的に大きく伸長することが見込まれている。こうした環境下で、光伝送の大容量化に対応した同社のローラブルリボンケーブルは、足元の受注環境も良好であり、今後もさらなる成長が期待されている。
今回の設備投資は、増大する需要に対応するために決定されたものであり、アメリカ合衆国、ブラジル、日本、およびインドの4拠点において実施される。投資内容は光ファイバーおよびローラブルリボンケーブルの製造装置、土地、建屋を含み、投資総額は約1,000億円にのぼる見込みとなっている。本投資の実施にあたっては、長期のものも含め、顧客からの購入コミットメントが既に確認されている。
この投資により、同社のローラブルリボンケーブルの製造能力は、ファイバー数量換算で2025年度末と比較して概ね2倍となる見通しとなっている。新設備による量産開始は2028年度下期より順次予定されており、それ以降の各拠点での稼働に合わせて連結売上高の増加に寄与することが期待されているという。同社は高性能な差別化製品の提供を通じて、データセンタの進化と通信インフラ分野の発展に貢献していく方針としている。



