ウシオ電機は、測距儀など高精度な距離計測用途に対応した波長685nmの赤色レーザーダイオード(LD)「HL67241MG」を2026年4月より販売開始した(ニュースリリース)。

近年、建設やインフラ整備の現場では、建築測量による建物の配置確認や地形測量、環境保護を目的とした水路測量など、多様な用途で正確な測量が不可欠となっている。これらの分野では、わずかな誤差が構造物の安全性や耐久性に直結するため、高精度な測量技術の重要性が一段と高まっている。
メートルからキロメートル単位の距離計測には、レーザー光の位相差や飛行時間(ToF)をもとに距離を算出する測距儀が用いられるが、より高速かつ安定した計測を実現するため、光源にはパルス動作での高い光出力と良好なビーム品質を持つLDが求められてきた。本製品は、同社の最新の高出力・高信頼性技術を駆使することで、良好なビーム品質を維持したまま、横シングルモードでパルス光出力200mW(CW出力は50mW)という高出力を実現している。

さらに、5.6mmφのコンパクトなパッケージでありながら、75℃の高温環境下でも安定した動作が可能である。パッケージ内にはモニターフォトダイオードを内蔵しており、一定の光出力での安定動作(APC駆動)にも適した仕様となっている。
同社は、今後も技術革新を継続して高性能な製品を提供することで、多様化する顧客ニーズに応えるとともに、光技術を通じた社会貢献を目指すとしている。



