島津製作所は,10月21日にマイクロフォーカスX線CTシステム「inspeXio 7000」を発売した(ニュースリリース)。希望販売価格は,1億1495万円(税込み)。
マイクロフォーカスX線CTシステムは,X線を使って物体の内部を撮影し,非破壊で3次元の画像を生成する装置。金属や樹脂の検査対象物を回転させながら撮影したX線透視画像をコンピュータ処理することで,内部を観察できる。対象を壊すことがないため,リチウムイオン電池や電子機器,自動車部品など様々な分野の研究開発や品質管理で利用され,高度なモノづくりを支援している。
この製品は,同社製マイクロフォーカスX線発生装置と大型高解像度フラットパネル検出器の採用により,広視野・高解像度・高コントラストな画像を撮影できる。加えて,独自の高速演算技術により,誰でもすぐに内部構造の観察が可能だという。
また,大型リチウムイオン電池などX線が透過しづらい検査対象物でも,ノイズの少ないCTデータが取得できる撮影モードを標準搭載した。また,専用画像ビューワーの画像処理フィルターと組み合わせ,目的に応じた高品質な断面画像を得ることができるとしている。
さらに,大型部品の検査に対応するため,搭載可能な検査対象物の質量が従来比1.6倍になった。そのほか装置内部モニタリングシステムを搭載したことで,より簡単に大小さまざまな部品の位置決めができるという。




