オフィール,産業用レーザーパワーセンサーを発売

米MKS Instrumentsは,「Ophir Helios Pro産業用パワーメーター」を発売すると発表した(製品ページ)。日本国内ではオフィールジャパンが販売する。

「Helios Pro」は,ダイオード,ファイバー,Nd:YAGを含む高出力レーザーを測定するための堅牢でコンパクトなデバイスで,100Wから12kWまでの出力範囲と,450-550nm(青/緑)から900-1100nm(赤外線)までの波長範囲をカバーするという。

この製品は,測定中にパルス形状を監視し,遅いパルス立ち上がり時間の影響を補正することができるため,レーザーの立ち上がり/立ち下がり時間が鋭くなくても正確な測定が可能だという。さらに,新しいシャッターメカニズムにより,どの方向にも取り付けることができ,センサーをほこりや破片から保護するとしている。

ディフューザーオプションにより,制限されたスペースでの小さなビームの出力測定がサポートされ,焦点面に近い位置での測定が可能だとしている。また,3秒の高速応答時間,最大エネルギーでの連続測定間隔が12秒と短く,複数回の測定をデバイスの冷却前に行なうことができるという。

PROFINET,Ethernet/IP,EtherCat,RS232通信オプションにより,製造ネットワークへの統合が容易だという。リチウムイオン電池溶接やその他の高出力レーザーを用いたアプリケーションに最適で,生産制御システムに統合されると,完全に自動化された測定が可能だとしている。

さらに,短いパルス(0.3秒から数秒)のエネルギーと露出時間を測定し,その後出力を計算することで動作するとしている。パルスエネルギーを5kJ以下に保つことで,水冷やファン冷却が不要となり,便利でコンパクトな設計を実現しているという。

メーターは測定中にパルス形状を監視し,遅いパルス立ち上がり時間が平均出力結果に与える影響を補正する。耐塵性の産業用エンクロージャーに収納されており,現場で交換可能な反射防止窓を備えているため,厳しい工場条件下でもパワーメーターを清潔に保ち,良好な作業状態を維持できるという。

センサーのカバーは,遠隔操作による自動開閉が可能で,使用していないときは光学系や電子機器を保護する。顧客のシステムへの容易な統合を可能にするPCアプリケーションとコマンドセットを提供する。オプションでディフューザーを注文することもでき,制約されたスペースでの焦点面に近い位置での測定が可能だとしている。

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