三菱電機,400Gb/s 小型集積EML TOSAのサンプル提供を開始

三菱電機は,伝送速度400Gb/sの大容量高速光ファイバー通信で使用される送信モジュールの新製品として,IEEE 400GBASE-LR8規格に業界で初めて2個のTOSAで適合した「400Gb/s 小型集積EML TOSA」のサンプル提供を4月1日に開始する(ニュースリリース)。

短波長用TOSAの「FU-402REA-41」と長波長用TOSAの「FU-402REA-42」の二機種をサンプル販売する。オープン価格。

この製品は,短波長用と長波長用TOSA(各4波長)を組み合わせることで,8波長の多重伝送を実現すると共に,変調方式にPAM4を採用し,8波長で400Gb/s(1波長あたり50Gb/s)を実現している。長距離伝送に適した高い消光比と光出力のEL素子の搭載により,伝送距離も10kmを実現。データセンターなどの光ファイバー通信機器収容局内の伝送速度の高速化と大容量化に貢献する製品となっている。

その他関連ニュース

  • NICT,光源一つで大容量コヒーレント光通信に成功 2024年07月24日
  • 九大,Beyond5Gに向けた超高速光データ伝送を加速 2024年07月17日
  • 古河電工,超低消費電力ラマン増幅器用励起光源開発 2024年07月03日
  • NEC,5G/6G向け光ファイバ無線システムを開発 2024年06月20日
  • 東工大ら,サブテラヘルツ帯CMOS ICで640Gb/s伝送 2024年06月19日
  • SB,独自アンテナで走行車にテラヘルツ通信 2024年06月05日
  • 富士通,IOWN向け光伝送ソリューションの提供開始 2024年05月28日
  • NTT,光と無線のリアルタイム連携制御を実証 2024年05月16日