レーザ加工の基礎の基礎【3】 レーザ切断⑵

2.3 切断品質

レーザ切断を評価するための多くの定義がある。バリ,ピッティング,ストライエーションなどは肉眼で評価する。その他の,切断面の板表面に対する傾き,切断面の粗さ,切断溝幅は,特殊な機器をつかって計測される(図30)。

図30 切断品質
図30 切断品質

・粗さ

レーザ切断では,切断面の板の表面から裏面にストライエーションという幾筋もの溝が形成される。このストライエーションの凹凸が切断面の粗さを表す。溝の浅いストライエーションは,切断面が滑らであるという。粗さは,端面の外観と摩擦に影響するので,それを最小にしなければならない。この粗さは,切断条件,材料,そして板厚に影響される。一般に4 mm以下の板厚では平均的な粗さ(Rz)は,10 μm以下である。そして板厚が厚くなるにしたがって粗くなる。

この切断面の粗さは,透明なプラスチックの切断においては重要である。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    関連記事

    • レーザ加工の基礎の基礎【16】 積層造形⑵

      6.5 レーザ焼結法 レーザ焼結法も,パウダーベッドから積層して部品を作り出すことができる。しかし,レーザ焼結法では,使用する材料や溶融の程度が異なる。 ⑴プラスチックのレーザ焼結法 プラスチックのレーザ焼結法では,一般…

      2026.10.16
    • レーザ加工の基礎の基礎【15】 積層造形⑴

      著者:Laser Technology Fountain 門屋輝慶 6. 積層造形 6.1 積層造形の概要 積層造形技術は,最近では3Dプリンターとして多くの人たちにも身近になってきた。例えば,金属加工は,古くから人類が…

      2026.09.15
    • レーザ加工の基礎の基礎【14】 レーザ接合⑸

      著者:Laser Technology Fountain 門屋輝慶 5.16 レーザ溶接の魅力ある応用事例 ⑴原子力機器への応用 レーザの主な応用は,初期にはエレクトロ二クス部品など数100 Wの低出力の溶接であった。そ…

      2026.08.12
    • レーザ加工の基礎の基礎【13】 レーザ接合⑷

      著者:Laser Technology Fountain 門屋輝慶 5.14 レーザ発振器および材料 ⑴金属材料 さまざまな金属がレーザ溶接されている。金属の合金成分によって,金属が溶接可能か,またどのような品質の溶接が…

      2026.06.23
    • レーザ加工の基礎の基礎【12】 レーザ接合⑶

      著者:Laser Technology Fountain 門屋輝慶 5.11 溶接品質 ⑴溶け込み幅と深さ 溶接部の幅と深さは,溶接断面を表すものであり,溶接断面は溶接継手部の強さを決定する。この理由によって,必要な溶接…

      2026.06.10

    新着ニュース

    人気記事

    編集部おすすめ

    • オプトキャリア