レーザ加工の基礎の基礎【7】 穴あけ⑶

3.9 ドライフォーミングのための極微細レーザ穴あけ

プレス成型において,鉱物オイルの使用低減と加工手順の低減を目的として,鉱物オイルの代わりに炭酸ガスや窒素ガスを揮発性潤滑油として使用するための金型が開発されている。これをドライフォーミングと呼んでいる。金型に微小穴をあけ,プレス成型時にこの金型の微小穴から炭酸ガスや窒素ガスを流し,ガスを潤滑剤として使用して成型する(図14)。

図14 ドライフォーミングの模式図(Stuttgart大学レーザセンター(IFSW)提供)
図14 ドライフォーミングの模式図(Stuttgart大学レーザセンター(IFSW)提供)

プレス成型において,鉱物オイルを使った場合と高圧の炭酸ガスを使った場合とでは,高圧の炭酸ガスを使った場合のほうが成型品の絞り深さを大きくできる(図15)。

図15 高圧炭酸ガスを使ったドライフォーミングと鉱物オイルを使った従来のプレス成型との成型性の比較(IFSW提供)
図15 高圧炭酸ガスを使ったドライフォーミングと鉱物オイルを使った従来のプレス成型との成型性の比較(IFSW提供)

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