オーシャンフォトニクスは、米国の照明機器メーカーであるTelelumen LLC(以下、テレルーメン社)と日本国内販売代理店契約を締結し、同社が開発するコンピュータ制御型の高精度LED照明システムの販売を開始した(ニュースリリース)。


本製品は、可視光領域において任意の分光分布(SPD:Spectral Power Distribution)を高精度に再現することができる先進的なLED照明装置である。多波長LED制御技術を採用しており、広帯域かつ柔軟なスペクトル制御を実現している。最大の特長は、自然光や人工照明の波長分布を忠実に再現できる点にある。ソフトウェアによる容易なプログラミングを通じて、実験条件に応じた光環境の設定や自動制御が可能となっており、朝焼け、昼光、夕暮れといった時間帯や天候条件によって変化する自然光のシミュレーションはもちろん、従来は実現が困難であった全く新しいスペクトル光の生成にも対応する。
高度な照明シミュレーション環境を提供する本システムは、特定の照明環境や光源条件を実験室内で正確に再現できるため、多岐にわたる分野での活用が想定されている。具体的には、視覚・色彩研究や生体リズム(概日リズム)への生体影響評価といった基礎研究分野をはじめ、ディスプレイやイメージセンサーの性能評価、カメラの画像処理アルゴリズム評価などの産業用途にも適している。さらに、植物育成や農業研究、博物館や美術館における特定の照明環境の再現など、光の質が問われる幅広い領域での応用が可能である。

今回の販売代理店契約および販売開始により、日本国内における光環境シミュレーションや先進的な照明設計の研究・開発への導入が容易となる。これにより、デバイスのセンシング技術向上から生体影響評価まで、多角的な光環境研究の高度化に大きく貢献することが期待される。



