ジェトロ、産業技術総合研究所 量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)、量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)は、量子技術分野における国際連携促進に関する連携協力覚書を締結した(ニュースリリース)。

3者は、国内外の企業・研究機関・大学・行政機関などとの協業を促進し、日本の量子分野におけるイノベーション創出、産業化の加速、エコシステムの高度化を図ることで、国際競争力の強化を共同で目指す。これまで3者は、米国イリノイ州・マサチューセッツ州・コロラド州への量子ミッション派遣、米国の量子エコシステム紹介に関する取り組み、海外での国際会議への参画などを通じ、国際連携とネットワーク構築を進めてきた。今回の覚書締結は、こうした取り組みをさらに体系化し、国際共同研究、企業間協業、人材交流などを持続的かつ戦略的に発展させるための新たな枠組みとなるものとしている。
また、今回の覚書締結に先立ち、3者は3月2日から5日に北米の量子エコシステム関係者を対象とした訪日ミッションを共同で実施した。このミッションでは、日本国内の研究機関・企業・関連拠点を視察し、日本の量子研究や社会実装に向けた取り組みについて理解を深めた。現場での意見交換や共同研究・事業連携の可能性に関する対話も活発に行なわれ、北米とのネットワークの強化、今後の協力機会創出につながる成果が得られたという。
近年、量子コンピューティング、量子センシング、量子通信といった量子技術は、次世代産業の基盤技術として世界的に研究開発・投資が加速している。技術革新の加速、社会実装の推進、国際市場へのアクセス拡大のためには、国際的な枠組みのもとでの連携が不可欠となっている。3者は本覚書締結を機に、これらの強みを持ち寄り、研究成果の社会実装促進や国際ビジネス機会の拡大に向けた取り組みを共同で加速していくとしている。



