大日本印刷(DNP)は、電源のオン/オフによって光をコントロールしてライト(光線透過率が高い)/ダーク(光線透過率が低い)を瞬時に切り替える電子シェードを開発した(ニュースリリース)。
今回、大手ヘルメットメーカーであるSHOEIが提供するヘルメット用電子調光防曇シート「e:DRYLENS」に採用され、この製品の生産を開始する。この製品は、DNPとAlphaMicron, Inc. (アルファマイクロン)の合弁会社であるAKARI, LLCを通じて販売するとしている。

同社は精密コーティング技術とフィルム加工技術を活かし、2017年にゲストホスト液晶(GHLC)調光フィルムの開発を開始した。そして、SHOEIの「瞬間調光で安全性を高めたい」というニーズに向けて、ヘルメットのシールド部分での活用を想定した製品の共同開発に着手し、今回「e:DRYLENS」の製品化に至ったという。
この製品は、ライト/ダークの状態を瞬間的(1秒以内)に切り替えることが可能。エレクトロクロミック方式の調光技術では達成が難しかった、瞬間調光を実現し、安全性を飛躍的に向上させたとしている。
また、低電圧で駆動可能な設計により、電力消費を抑えながら優れた性能を発揮する。同社のノーマリークリアタイプ(電源オフでライト/オンでダーク)は7Vの電圧で動作するという。
さらに、透過時のクリアな視界は、GHLC方式の電子シェードならではの強み。ヘイズ(フィルムの曇り)は約1%と低く、フィルムでありながらガラスのようなクリア(透明)感で利用者の安全性を高めるとしている。



