古河電気工業は,再生可能エネルギーの地中送電に最適な電力用ケーブル保護管「SFVP」向けに開発した埋設管施工管理アプリ「F-pipeVision」の提供を開始すると発表した(ニュースリリース)。
2050年カーボンニュートラル実現に向けて,洋上風力発電など再生可能エネルギーの普及拡大が期待されるなか,発電適地から各電力会社の系統につなげるため数十kmにおよぶ送電線路(自営線)を設置する必要があり,敷設コストや建設現場の人手不足が課題となっている。
同社では,これらの課題を解決すべく,再生可能エネルギーの地中送電に最適な電力用ケーブル保護管「SFVP」を2024年1月より販売している。これは独自設計により外から力が加わったときにたわむ性質を抑え,優れた通線性を有する構造となっており,特別高圧電力ケーブルの保護に適している。また,従来の塩ビ管と比べて重量が約1/3と軽量で取り回し性に優れ,加工も容易だという。
施工現場では,曲がり配管の線形管理や掘削溝の寸法測定を行なう必要があるが,作業者は掘削溝に降りて検測棒や測深棒などを用いた手法で測定しているため負担が大きく,これに代わる効率的で非接触型の測定方法が求められている。
このアプリケーションは,iPhoneまたはiPadに搭載されたLiDAR機能とAR技術を活用し,撮影画像から曲がり配管の曲率半径や掘削溝の深さを非接触で効率的に測定することができる。また,帳票作成機能を用いて,作成した帳票と撮影画像(測定結果)を一体化してPDF形式で出力でき,それを自主管理資料として利用することにより書類作成業務の手間も省けるという。




