横河計測,測定時間を大幅に短縮した光パワーメータ

横河計測は,半導体デバイスや光ファイバーなどを扱う光部品メーカー向けにマルチアプリケーションテストシステム「AQ2300シリーズ」の新ラインアップとして,「AQ23211A」および「AQ23212A」光パワーメータモジュール(OPM)2モデルを開発したと発表した(ニュースリリース)。発売日は4月14日。

フォトニクスおよびエレクトロニクス分野における光パワー測定での高速データ取得と大容量データ転送の増大する需要に応えるため,今回の光パワーメータモジュールを開発した。

この2つの光パワーメータモジュールは,アベレージ時間を従来の100µsから20µsと大幅に短縮した。この改善により,データ収集が高速化され,測定効率が向上する。さらに,一つのファイルに1チャネルあたり最大100,001ポイントまでのデータを保存することができ,ファイルの転送時間も1秒未満となった。

光パワーのロギング測定では,データ最大数を従来の20,001ポイントから1,000,001ポイントへ増加した。高速かつ大容量のデータ転送が可能になったことにより大幅な時間とコストの節約を可能にするという。

また,新しいOPMを,「AQ2300シリーズ」マルチアプリケーションテストシステムのフレームに搭載できる「AQ23811A」 SMUとシームレスに統合することができる。SMUは高品質のパルス波形生成(50µs幅),高い相互運用性,および電圧と電流の同時測定を提供し,光パワーメータとフレーム内のバス回路を介して簡単に同期させることができ,配線の必要もない。これによりさまざまな測定ニーズに柔軟に対応することが可能だとしている。

さらに,OPMとSMUの両方を,一つのフレームに収容可能なマルチアプリケーションテストシステムは,「AQ2300シリーズ」が市場初のソリューション。フレームには外部デバイスにリンクできる新しいデジタルI/Oインタフェースが搭載されており,「AQ2300」は測定開始,終了の信号を送受信可能。この機能により,システムの柔軟性と適応性が向上し,小規模および中規模の測定システムの構築に適しているという。

■主な市場は以下の通り
・光半導体デバイスメーカー
・光ファイバーなどの光部品メーカー
・光部品組立または検査装置のサプライヤ
・大学および研究機関

■用途は以下の通り
・LED,LD,PD,光トランシーバ,光伝送装置などの光パワー測定
・光ファイバーや光導波路などの光部品の光損失量測定

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