浜ホト,米BAE Imagingを買収 光半導体事業を強化へ

浜松ホトニクスは,米国の持ち株会社であるPhotonics Management(PMC)が,BAE Systemsの子会社BAE Systems Imageing Solutions(BAE Imaging)の全株式を取得して子会社化したと発表した(ニュースリリース)。

BAE Imagingは1920年に設立されたFairchild Aerial Camera Corporationをルーツにもち,2001年に初めて使用されたFairchild Imagingという社名を浜松ホトニクスが買収後に使用するという。Fairchild Imagingは,可視光~近赤外,X線帯域の高性能なCMOSイメージセンサーに特化した半導体メーカーで,世界一の低ノイズCMOSイメージセンサー設計技術を持つ。

Fairchild Imagingの主力製品として,高感度,高速読み出し,低ノイズを同時に実現した科学計測用途のScientific CMOSイメージセンサーや,歯科/医療機器向けのX線CMOSイメージセンサーがある。

Fairchild Imagingは低ノイズが必須である暗状態で撮影する2次元CMOSイメージセンサーが主力である一方で,浜松ホトニクスは比較的少画素数の1次元CMOSイメージセンサーが主力であり,主に分析機器向けや,変位計やエンコーダーなどのFactory Automation向けに使用されている。

そのため,Fairchild Imagingは浜松ホトニクスのCMOSイメージセンサーを強化・高付加価値化するうえで必要な技術と製品を持っており,光半導体事業のラインアップの拡充に貢献するとして期待している。

キーワード:

関連記事

  • トルンプの2025/26年度年次報告書「semicon」の表紙

    トルンプ、2025年度のEUV事業は9.2%増 レーザー事業は減収

    ドイツのレーザー加工機大手TRUMPF(トルンプ)は、2026年6月30日に終了した2025/26年度の業績を発表した。グループ全体の売上高は前年度比0.2%増の43億4,000万ユーロとほぼ横ばいだったものの、受注高は…

    2026.10.16
  • 日立ハイテクとZEISS、高NA-EUV量産を支える電子線検査装置の開発を加速

     日立ハイテクとドイツの ZEISS社は、高NA-EUVの量産を支える検査装置として、次世代マルチビーム電子線検査装置の共同開発を加速させると発表した。(ニュースリリース)  半導体製造工程では、高品質なデバイス製造のた…

    2026.10.01
  • 【解説】半導体を支える「光」 熊本県立大の新学部から見る半導体とフォトニクスの接点

     熊本県立大学は2026年9月1日、文部科学大臣から「半導体学部半導体学科」の設置認可を受けた(ニュースリリース)。2027年4月に開設し、1学年60人、教員16人体制で半導体分野の人材育成に取り組む。  「半導体学部」…

    2026.09.23
  • 【解説】AIで「シリコンサイクル」は変わるのか

    半導体市場はこれまで、需要増を受けた増産が供給過剰を招き、価格下落や設備投資の抑制につながる「シリコンサイクル」を繰り返してきた。ところが生成AIの急速な普及によって、この波の形が変わる可能性が出てきた(関連記事)。 A…

    2026.08.12
  • ニコン、新型アライメントステーションを発表 半導体露光工程を高度化

    ニコンは、半導体製造の露光プロセスにおいて高い精度と生産性を実現する新型アライメントステーション「Litho Booster 1000」を2027年1月に発売する(ニュースリリース)。同製品は、従来機種と比較して計測精度…

    2026.07.30

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア