フジクラ,5kW超ファイバレーザーの実運用開始

フジクラは,NEDO経済安全保障重要技術育成プログラムの成果を活用し,高出力シングルモード・ファイバレーザーの開発を進め,実運用にあたり加工検討用の5kW超のファイバレーザーを提供すると発表した(ニュースリリース)。

従来3kWまでが主流のシングルモード・ファイバレーザーの高出力化,更には従来モデルとの比較で出射端までのデリバリケーブル長尺化を実現したことにより,より一層の使用性の向上及び加工の効率化,費用削減が可能になるという。

同社では今回のファイバレーザーによりCFRPなどの難切削部材への適用が可能と見ており,このファイバレーザーを,核融合をはじめ,レーザーの幅広い運用を研究するEX-Fusionへ提供する予定だとしている。

その他関連ニュース

  • 東大ら,ガラスへの穴あけ加工を100万倍高速化 2025年06月13日
  • 東大,半導体ガラス基板へ微細レーザー穴あけを実現 2025年06月02日
  • santec,1kW対応近赤外レーザー加工用LCOS発売
    santec,1kW対応近赤外レーザー加工用LCOS発売 2025年05月27日
  • 宇大,紙への高精度で低変色なレーザー切断を実現 2025年05月08日
  • 産総研ら,ガラスにナノ周期構造を低欠損で作成 2025年03月26日
  • EX-Fusion,レーザー核融合の応用研究施設を開設 2025年03月24日
  • Luxinar,オンライン対応レーザー加工ラボを設置 2025年03月05日
  • 農工大,レーザーで均一なナノ周期構造を形成 2025年02月26日