古河電工,高強度で安定的な銅のレーザー溶接を実現

古河電気工業は,銅条製品と高出力ファイバーレーザーのソリューション展開を本格的に実施する(ニュースリリース)。高強度で安定的な銅のレーザー溶接を実現することで,車載用電池などの車の電動化,高機能化に参入を目指す。

同社の高出力ファイバーレーザーは,独自のファイバー構造,ビーム結合技術により高反射光耐性,高集光性を実現している。この技術により,銅やアルミなどの高反射率の難接合と言われている金属系に対する加工への適用および実用化の検討が進んでいる。

その中で,銅のレーザー溶接においては,スパッタやブローホールなどの溶接欠陥が発生しやすく,車載電池及びモーターなどの関連部品メーカーにとって,克服すべき技術課題との一つと認識されている。

同社は,レーザー溶接に最適化された銅合金に高出力ファイバーレーザーを融合させたソリューション展開を本格的に開始する。新たに素材成分や組織制御,めっきの厚みなどを最適化した銅合金に対し,高出力ファイバーレーザーと組み合わせることで,スパッタの発生が極めて少なく,ビード形状が安定な溶接を可能とする新たな融合技術を開発した。

さらに同社は溶接欠陥等のモニタリング検証も進めており,今回の銅条技術とファイバーレーザー加工技術と合わせて,同社千葉事業所のアプリケーションラボにて試すことができる。

キーワード:

関連記事

  • 日本電子、レーザー加工SEMシステム「LazEdge」を発売

    日本電子は、レーザー加工装置を搭載した走査電子顕微鏡(SEM)システム「LazEdge(レイズエッジ)」を開発し、2026年5月25日より販売を開始した(ニュースリリース)。本システムは、同社のSEMに浜松ホトニクス社製…

    2026.06.02
  • オキサイド、フェムト秒レーザのポーランドFluence社と業務提携

    株式会社オキサイドは2026年4月21日、ポーランドのフェムト秒レーザメーカーであるFluence Technology(以下、Fluence社)と業務提携を締結した(ニュースリリース)。両社はフェムト秒レーザ分野におけ…

    2026.04.30
  • IPGフォトニクス、深紫外ナノ秒レーザーの新シリーズを参考出品【OPIE26】

    IPGフォトニクスは、OPIE26において266nmの深紫外ナノ秒レーザーを参考出展した。 出力は10Wで、最大パルスエネルギーは2μJ。繰り返し周波数が<2.7kHz、ビーム品質が<1.2の仕様となっている。また、同社…

    2026.04.24
  • セブンシックス、オムロンからレーザー加工技術を譲受

    セブンシックスは2026年3月31日付で、オムロンからレーザー加工関連技術および資産を譲り受けたと発表した(ニュースリリース)。 今回の譲受には特許11件を含む知的財産に加え、設計・製造関連資産,ソフトウェア、図面、保守…

    2026.04.10
  • 【解説】オキサイド、半導体後工程向けレーザー加工装置事業を強化

    オキサイドは、台湾のレーザー微細加工装置メーカーBoliteと業務提携に関する基本合意を締結し、半導体後工程向けレーザー加工装置事業の強化に乗り出す。これまで同社は深紫外レーザーなどの光源技術を活かし、主に半導体前工程の…

    2026.03.17

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア