【解説】政府も後押し、ペロブスカイト太陽電池の普及へ加速

金沢大学の研究グループが大気中で製造可能かつ長寿命のペロブスカイト太陽電池の開発に成功した。従来のペロブスカイト太陽電池は高効率で軽量・低コストといった利点がある一方、水分に弱く耐久性が不足するという課題があった。

(図)横浜港大さん橋国際客船ターミナル屋上広場に設置されているペロブスカイト太陽電池モジュール。モジュールサイズは30cm×1m。

今回の成果は、塗布時にイオン液体を少量添加することで材料の疎水性を高め、水分による劣化を抑える技術の開発。さらに、ロールツーロール法(R2R法)と同じ条件で用いられる「バーコート製膜法」にこの添加技術を適用することに成功し、通常大気下でも高耐久なペロブスカイト膜を形成できるようにした。

ペロブスカイト太陽電池は日本発の技術。政府も次世代エネルギー技術の重要性を強調しており、高市首相がペロブスカイト太陽電池の普及促進に言及したことが国内外の注目を集めた。ペロブスカイト技術は、発電効率と低コスト性により国際競争力を有しており、日本発の新たな太陽光発電技術として期待が高まっている。

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