島津製作所は、光スペクトラムアナライザの新製品「レーザースペクトラムアナライザ SPG-V500 (InGaAs type)」を日本国内で発売した(ニュースリリース)。

光スペクトラムアナライザは、光のスペクトルを測定する装置。近年、光通信において高速化・大容量化・低遅延化の要求が高まり、レーザー光源や光トランシーバーなどの光アクティブデバイス、光伝送装置の品質向上や、量産工程における検査時間の短縮が求められている。また、光計測分野においては自動運転に使用されるLiDARなどでアイセーフ波長(1.4μm以上の赤外線)が用いられつつある。このようなレーザー光源の開発・評価から製造・検査で光スペクトラムアナライザの需要が広がっている。
同製品は、イメージセンサーによるスペクトルの一括取得によって高速測定を実現し、950~1700nmの波長範囲で瞬間的なスペクトル挙動を可視化できる点が特長。シングルモードファイバに加え、マルチモードファイバ使用時でも0.05nm以下の高い波長分解能で測定でき、ファイバを光源に向けるだけで測定可能なため、煩雑な光学調整を省いて測定時間を短縮する。
さらに、制御ソフトウエアにはスペクトルモニターのほか、経時変化を表示する強度マップやトレンドグラフを備え、さまざまな指標でスペクトル挙動を観察可能。加えて、高ダイナミックレンジ測定機能(オプション)により、最高60dBのサイドモード抑圧比を1秒以下で取得でき、レーザー光源の評価と品質向上を支援するとしている。

(写真)新制御ソフトウエア「SPG for Laser」画面



