その技術は宇宙を目指す!未知の海底を照らす海洋フォトニクスとは

◆Blair Thornton(ソーントン ブレア)
東京大学生産技術研究所 准教授(クロスアポイント)
イギリス サウスハンプトン大学 准教授(クロスアポイント)

2006年 イギリス サウスハンプトン大学 大学院 博士課程修了 (海中ロボット)
2003年 東京大学生産技術研究所 文部科学省国費外国人留学生(2年)
2006年 東京大学生産技術研究所 日本学術振興会外国人特別研究員
2008年 東京大学生産技術研究所 特任助教
2011年 海洋開発研究機構 招聘研究員
2012年 東京大学生産技術研究所 特任准教授
同年   海洋開発研究機構 招聘主任研究員
2016年 東京大学生産技術研究所 准教授(クロスアポイント)
同年   イギリス サウスハンプトン大学 准教授(クロスアポイント)

我々が暮らす地球は,表面の約70%が海に覆われる水の惑星だ。しかし,その98%は深さ200 m以上の深海で特殊な潜水艇以外はたどり着くことすらできないため,海底の世界の大半は未知のままであった。

ところが現在,世界では深海を目指して熾烈な競争が繰り広げられている。その目的は海底に眠っているとされるエネルギーや鉱物で,各国がいち早い採掘の実現を目指している。

だが深海の探査には技術的困難が伴う。水圧との戦いに加え,光の減衰が大気中と比べて大きく,数十m先を見るのもやっとだからだ。同じ光でも,地上から130億光年先の銀河を見ることができる天文観測とは,ある意味対照的な世界と言えよう。

今回はその光を使って海底調査に挑む,東京大学准教授のソーントン ブレア氏にインタビューした。果たして海底調査における光のアドバンテージとは何か。宇宙探査にも期待されているという「海洋フォトニクス」技術について話を伺った。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    同じカテゴリの連載記事

    • 「サーモカメラコンソーシアム」が設立 ─ 信頼される装置であり続けるために サーモカメラコンソーシアム 末松 卓 2021年07月07日
    • 光の層が生み出す新たな世界 ─ 蛍光によるプリミティブな表示デバイスの可能性 cog 石川 将也 2021年05月26日
    • 太陽光を「蓄える」夢の物質に挑む ─クラファンが支える新たな研究スキーム 愛媛大学 内藤 俊雄 2021年03月19日
    • LIDARが探り当てた「ミッシングリング」─現代の考古学を支える光学技術 茨城大学 青山 和夫 2021年02月24日
    • 陰陽師の名を継ぐ最先端の望遠鏡 ─東アジア最大の主鏡が捉える宇宙とは 京都大学 長田 哲也 2021年02月19日
    • フォトニック結晶レーザーが産業界に革新をもたらす! 京都大学 野田 進 2021年02月15日
    • レーザーアブレーションが宇宙ごみを動かす! ─スカパーJSATや理研らが挑むレーザー衛星とは スカパーJSAT(株) 福島 忠徳、(国研)理化学研究所 津野 克彦 2021年01月25日
    • コロナウイルスへの工学的対抗策とは? ─感染症の予防につながる製品開発に向けて 大阪府立大学 秋吉 優史 2021年01月22日