―光産業の現状を踏まえると、課題とチャンスが多いですね。その中で、どのように課題を克服していく方針でしょうか?
如何にして光産業の中での企業間の協力体制を構築していけるかです。これまでのような同業の企業間の共同研究が難しくなってきている現状を踏まえ、材料企業、デバイス企業、システム企業、ソフトウェア企業の連携すなわち垂直統合型の連携が重要でしょう。
また、これまで通り大学の新技術との連携も不可欠で新しい産学共同研究の形を模索することも必要です。さらに、今後一層重要性を高めてくるのは国際的な研究協力です。例えば情報処理の分野ではNVIDIAやインテルなどの海外企業との連携が必須でしょう。
これらを実現するため、光協会がハブとして役割を果たし、異なるプレイヤーをつなげる努力をしていくことができればと思っています。そして、開発された新しい技術を活用し、国際的な市場での競争力を高めることが、光協会の今後の活動方針と考えています。
―ところで、リフレッシュ方法について教えてください。
私のリフレッシュ方法はお酒とPOP系カラオケです。また、週末はコンピュータゲームをしたり、POP系ミュージック(K-POP含む)を聞いてリラックスしています。その他時々ロックコンサートにも行きます。ゴルフもやりますが、基本的にはインドア派で、これらの趣味は夜にできるので好都合です(笑)。◇
(月刊OPTRONICS 2024年10月号)