LED/有機EL照明,「多様化」したラインナップで差別化を

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Light+Building2014(ライトアンドビルディング)における主要テーマエリアとして「テクノロジーフォーライフ」、「持続可能なインテリジェントエネルギー」、「スマートパワービルディング-スマートグリッド建築」などの展示が行われた。省エネ照明、スマートグリッド、スマートホーム、スマートビルディング、そしてスマートシティに関連する展示会が行われた。

照明のエリアでは「人と照明」をテーマとし「照明は生活に欠かせない要素の一つであり、最近では、照明に対して、健康や精神の安らぎをもたらす特殊な効果の要求が高まっている。」と主催社側が語る。さらに昨今では、照明技術の必要条件は「高い適応性」、「最適な光の質」、「エネルギー消費量の削減」が求められており、「生活の質を向上させるための照明」、「都市照明-効果的な屋外照明」が今回の大きなトピックスであった。未来志向のLEDおよび有機ELアプリケーションはさらなる進化を遂げた製品が並べられた。

「生活の質を向上させるための照明」は各社力を入れるところで、サーカディアンリズムのような一日の自然光の状態に合わせた照明システムは「Light+Building2014(ライトアンドビルディング)」でもLED照明の特徴として追及された。

「都市照明-効果的な屋外照明」に関する展示では、公共エリアにおける照明デザインの主な課題は安全性、美しさ、エネルギー効率に対するソリューションを提供していた。特に地方自治体ではコスト削減のため、既存照明の転換が進んでおり、それに対応するような製品がならんだ。

このように、LED照明や有機EL照明の登場によって、照明デザインの新たな可能性と新しいマーケットが拡大していることが感じとれた。

日本からの出展者については今回、少なくとも19社(ヨーロッパ支社経由も含め)が出展をした。その中でも有機EL照明の展示は4社から行われていた。

石田のり子
所属:Granage LLP代表
2007年設立。FPD,LED照明,有機EL照明エリアでのリサーチ業務,レポート作成を行う。人,技術,市場など様々なレイヤーのHUBとして,コンサルティング,東アジアにおけるビジネスマッチング,人材紹介,イベントプロデュースなどを行う。

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