山本光学は、近赤外線レーザーに対応したポータブルレーザー検知器「LASERSIGHT」を開発した(ニュースリリース)。

近年、製造現場ではファイバーレーザー・YAGレーザーの導入が急速に進んでいる。高品質・高精度な加工と高出力を活かし、金属や樹脂の切断・溶接・マーキングやレーザークリーニングなど幅広い用途で活用が広がっており、生産装置の出荷額は、2014年と比較して2024年の見込みでは2倍以上に増加している。
一方で、ファイバーレーザー・YAGレーザー光は、目に当たった場合には網膜に達し、網膜損傷や視力低下、最悪の場合失明といった永続的な視力障害につながるリスクがある。また、反射光や散乱光が予期せぬ方向へ広がることで、周囲へも危険が発生する可能性がある。さらに、これらは不可視光なので、管理区域外への漏れの発生などを現場で把握することは容易ではない。このため、安全対策の実施が課題となっている。
そこで、同社では、目に見えないレーザー光の漏れの有無を現場で把握し、安全対策の強化を実現するため、ポータブルレーザー検知器「LASERSIGHT」を開発。この製品は、管理区域外へのレーザー光の漏れを検知し、危険時には警告音とインジケーターで通知する。これにより、レーザー光の予期せぬ漏れの早期発見が可能となり、事故の未然防止に貢献するという。また、ワークや材料の変更、加工条件変更時など、作業前の安全点検をはじめとする現場のさまざまなシーンで活用できる。同製品は2026年5月上旬より一般販売を予定している。



