OKIグループで信頼性評価や環境保全の技術サービスを展開する沖エンジニアリング(OEG)は、白色LED光源を用いて材料や製品の耐光劣化を再現する「耐光劣化試験サービス」を2026年3月10日より開始する(ニュースリリース)。

本サービスは、電子機器・部品メーカーや素材メーカーを対象とし、材料や製品の信頼性向上と品質改善を支援することを目的としている。近年、LED照明の普及に伴い、プラスチックやゴム、塗装面などの材料において、LED光特有の波長成分や照射条件に起因する変色、退色、脆化といった劣化現象が確認されるようになっている。
しかし、従来の耐光劣化試験では、窓ガラス越しの太陽光を模擬したサンシャインウェザーメーターやキセノンウェザーメーターが主に使用されており、実際の室内白色LED照明とは波長が異なるため、室内環境における影響を正確に評価できないという課題があった。
OEGは今回、国内の委託試験所に先駆けて室内照明環境を再現する白色LED光源を導入した。これにより、これまで困難だった白色LED照明による室内環境を模擬した耐光劣化試験が可能となり、劣化や退色を短時間で促進させ、試験前後の色差測定や物理的・化学的評価を行うことができる。本サービスを通じて客観的なデータに基づいた助言を行うことで、従来の太陽光模擬試験による過剰評価や誤った対策を防ぎ、開発における手戻りをなくすなど、顧客の製品開発効率の向上と品質向上に寄与する。
また、同社は白色LED照明下で保管される梱包材や製品の劣化原因究明、再現確認にも対応する方針である。価格は個別見積もりとなっており、OEGは2028年度までの3年間で5,000万円の売上を目指している。同社は今後も、白色LED光源をはじめとした多様な光源を用いた耐光劣化試験の標準化と評価技術の高度化に取り組み、幅広い分野の製品品質向上に貢献していくとしている。



