interOpto / 光とレーザーの科学技術フェアで、QDレーザ【ビジョンテクノロジーゾーン No. C-38】は、レーザー網膜投影技術を展示している。
この技術は、レーザー光を用いて目の網膜に直接映像を投影するもの。1秒間に約60枚の画像を網膜上に描画し、まるで目の奥に映像が浮かんでいるかのような視覚体験ができる。
従来のディスプレイはピント調整機能に依存するため、個人差によって映像が鮮明に見えにくい場合がある。一方、この技術はレーザー光が直接網膜に映像を描くため、ピント調整機能をほぼ無視して、誰でもクリアな映像を見ることができるのが特徴だ。
しかし、従来の網膜投影技術は瞳孔を通して映像を投影する仕組み上、レーザー光の照射位置と瞳孔がずれると映像が見えにくくなるという課題もあった。

この弱点を克服するため、視線を追従する「アイトラッキング技術」を新たに開発。視線の動きを検知し、常にレーザー光が瞳孔の中心を追従することで、安定した映像表示を可能にした。

また、スマートフォンに接続し、スマートフォン内の情報やカメラの映像を出力し、ピントが合った映像を見ることができるスマートフォンアクセサリー型の網膜投影機の実用化に向けても、開発を進めていくという。
この新たな網膜投影デバイスは2026年2月にクラウドファンディングで先行販売を予定している。
