

トルンプは,2024–25年度業績や今後の事業戦略に関して発表した。世界全体の売上高は43億ユーロで前年度比16%減,受注高は7.2%減の42億ユーロになったという。
業績がマイナスになった要因について,同社日本法人の代表取締役社長のマイケル・ザムトレーベン氏は「主要市場の自動車産業の低迷や,欧米・中国間の関税政策による投資抑制が響いた」としている。
一方,日本市場が相対的に底堅さを見せた。これに関してザムトレーベン氏は,「半導体産業分野が牽引した。日本は政府が早い段階から半導体分野への政策を打ち出し,これに対する投資が活発だった」と要因を語った。
同社の主要事業は板金加工,レーザー技術,EUVレーザーシステム,エレクトロニクス関連の4分野で,とくに半導体リソグラフィ装置向けのEUV技術ではASMLとの協業を軸に世界市場をリードしている。日本は半導体,AI,航空宇宙,防衛など成長分野への関与を強めていることから,こうした分野へのソリューション展開を図る考え。
また,板金業界にはスマートファクトリーソリューションを提供し,データ主導の生産最適化を支援するとしており,特に中小企業における工場内のネットワーク化への提案を行なっていくとしている。



