フジクラは,ハイパースケールデータセンタ向け光ファイバケーブルのラインナップに,世界最高の超多心光ファイバケーブルとなる「13,824心SWR 1/WTC」を新たに加え,販売を開始した(ニュースリリース)。
データセンタ構築にあたり,光ファイバケーブルを地下に布設するには,埋設管路の数量や内径の制限もあり,より細径な光ファイバケーブルが求められている。
この製品は,多心一括融着接続が可能な12心間欠固定型光ファイバリボン「Spider Web Ribbon:SWR」を同社独自技術の細径高密度型光ファイバケーブル「Wrapping Tube Cable:WTC」に実装したノンメタリック仕様の光ファイバケーブル。
従来の製品では,6,912心のSWR(単心光ファイバを間欠的に接着した同社独自の光ファイバリボン)を実装した光ファイバケーブルが最多心だったが,この製品では外径を40㎜以下に抑えたうえで,従来比の2倍の心数を実現した。
また,「13,824心SWR/WTC」の販売開始に合わせて専用の光ファイバケーブル分岐キットも製品化した。この分岐キットはSWR技術を応用した「Spider Web Tube(SWT)」(間欠固定接着したSWR構造のチューブ)を採用。複数のSWRを容易にユニット化できる特長を備え,融着架での接続処理作業時間を大幅に短縮する。
融着架は,内部のトレーを取り出して融着作業を実施できるマルチプレイ光ファイバ融着機能を備えている。トレーを取り出せない従来の融着架では,一人の作業者によって超多心光ファイバケーブルの光ファイバ接続・分岐作業が行なわれるのに対し,同社の融着架では,マルチプレイ光ファイバ融着機能により,同時に複数人で融着作業を実施できるようにしている。
融着架にもSWTを採用しており,複数人で作業する際に必要な光ファイバ余長をコンパクトに収納できることから,超高密度かつ省スペース配線を実現すると同時に,光工事の作業時間を短縮し,早期のデータセンタ構築をサポートするという。
なおこの製品は,関連成端部材とともに国外のハイパースケールデータセンタに納入され,既に布設作業を終えているとしている。




