レーザー学会の役割とOPIEの発展についてレーザー学会 会長の兒玉氏に聞いた。
レーザー学会の事業の一つとして『レーザーEXPO』という展示会は重要な位置づけにある。現在ではOPIEとして大きな展示会へと発展しており,さらにOPICという国際会議も定着してきている。その結果,国際色豊かなフォトニクスの一大イベントへと成長していると感じている。
学会としては,若手人材の確保が課題となっているので,若い世代にレーザーの魅力を伝え,関心を持ってもらうかが求められている。一方で,学術界と産業界との連携を促進することも学会の重要な役割の一つである。そのため,展示会や国際会議は,こうした活動の場として大きな意義を持つ。
多様な人々がこうしたイベントに集まることによって,新たなマーケットが開拓される可能性もあるし,さらには新たな連携も生まれることも期待できる。
学会と展示会が共通の課題を共有し,同じ方向性や目的に持つことで他にはない連携を継続することが可能になると思う。
今回,レーザー学会では新たな取り組みとして,OPIE25の会期中に『レーザー技術 認定・講習会』を実施する。この事業を通じ,レーザーに関する正しい知識を身につける機会を提供し,レーザー技術の普及促進に貢献したいと考えている。