ams,光学距離測定/3Dスキャン向けTDCを発売

amsジャパンは,CMOS入力とコンパクトなパッケージを備え,スペースやコストが制約されるアプリケーションで使用可能な新型高精度タイムトゥデジタルコンバーター(TDC)「AS6500」を3月13日に発表した(ニュースリリース)。

このTDCは,10psの精度で最短5nsの時間間隔を測定できる。この製品は既存製品をベースにしており,4チャンネルで最小10psの解像度と最大1.5Mサンプル/秒のサンプリングレートを提供するという。

高精度で高いサンプリングレートは光検出や距離測定(LIDAR)および車両での光学距離測定,ドローンおよびロボットなどで広いFOVで詳細かつ高精度な測定を可能にし,正確な物体認識や回避を実現する。また仮想現実や拡張現実のアプリケーションにおいて,リアルタイムの3D画像レンダリングは高サンプリングレートと1cm単位の精度を支えるという。

この製品は,サイズ,消費電力,コストの点で最適化され,既存製品と同様に4チャンネルのコンバーターICを統合しており,最小20psrmsの単測定精度と20nsのパルス間隔を標準モードで提供する。デュアルチャンネルの高解像度モードで動作する場合,最小10psrmsの解像度と5nsのパルス間隔を達成する。

この製品は新型でコンパクトな40リードQFNパッケージに収められ,6mmx6mmの設置面積は既存製品の56%に小型化されている。また2MHz-12.5MHzの参照クロック入力を内蔵した高度に統合化された設計のため,デバイス周辺の外付け部品をほとんど必要としない。

3.3V電源で駆動し,標準動作時の消費電力は60mW,スタンバイモードでの消費電流は60μAに抑えられている。ホストシステム間のCMOSインターフェースに対応し,標準のシリアル周辺インターフェース(SPI)を通じて校正済みのデジタルデータを送信するため,ホストコントローラーまたはプロセッサーでデータ処理できる。

この製品は汎用1D/2D/3Dレーザー距離測定,速度制御,車両スキャン,物体認識,ToF式質量分析器,ICテスター(ATE),生体医療および解析のようなアプリケーションに最適という。

開発キットの「AS6500-QF_DK」を併せて提供する。これにはPC用のGUIソフトウェアが含まれ,ユーザーは開始/終了信号を設定して接続し,それほど時間をかけずサンプル時間測定を開始することができるという。なお,この製品は量産レベルの注文を開始している。

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