リコー,欧州の自動車向けセンサーメーカーと協業

リコーインダストリアルソリューションズは,ルクセンブルクの車載電子センサー大手,IEE S.A.との戦略的協業を開始したと発表した(ニュースリリース)。

自動運転技術の進展とともに,ドライバーとクルマの関係は大きな変化を迎えている。従来,運転に関する全責任を負う存在であったドライバーは,自動運転システムの高度化とともに,部分的な責任を担う存在になる。

さらに,レベル5の完全自動運転においては,システムが全ての動的運転タスクを担う存在になる。それに伴い,ドライバーを含む乗員の車内での位置,姿勢の自由度が増し,車内状況をより正確にモニタリング/センシングするニーズが生まれている。

IEEは,これらのニーズに対して,世界トップシェアを誇るシートセンサーをはじめ,ハンズオフディテクションセンサーなどの先進的なセンサーソリューションの量産実績がある。一方,リコーインダストリアルソリューションズは,光学設計技術,各種キャリブレーション技術,リアルタイム視差補正技術などの独自技術の活用により世界最小ADAS用車載ステレオカメラを量産している。

これらの強みを融合させた両社協業の成果として,車室内センシング用小型ステレオカメラを共同開発した。7cm(幅)×2cm(高さ)×4.4cm(奥行)の小型筐体で,車室内の3Dデータを取得することにより,安全性,快適性などの機能の実現に貢献するという。

両社は今後,より安全で快適なクルマの実現に貢献する先進的でユニークな製品を生み出すための活動を加速させていくとしている。

キーワード:

関連記事

  • 東海大、冷却装置なしで作動するカーボンナノチューブ熱電素子を開発

    東海大学の研究グループは、単層カーボンナノチューブ(単層CNT)を用いた熱電素子において、薄膜を貼り付ける基板を替えるだけで、同じ素子を「電源」と「熱流センサー」として使い分けられることを明らかにした(ニュースリリース)…

    2026.08.17
  • 中華電信と富士通、1FINITY、台湾のAPN拡大と量子技術活用で協業

    台湾の中華電信、富士通、1FINITYは、台湾におけるオールフォトニクス・ネットワーク(APN)の活用範囲のさらなる拡大と、量子技術の活用に向けた共同検討を目的に、2年間の戦略的パートナーシップに合意した(ニュースリリー…

    2026.07.24
  • 東大、光強度とひずみを同時検出するフレキシブルセンサーを開発

    東京大学の研究グループは、光強度とひずみを1つの素子で検出できるフレキシブルマルチモーダルセンサーを開発した(ニュースリリース)。 有機半導体は、軽量で柔軟性に優れ、溶液プロセスによる大面積製造が可能であることから、曲げ…

    2026.07.22
  • スポーツの「1mm」が社会を変える 光技術が支えるサッカーW杯判定

    サッカーW杯の熱狂は、劇的なゴールや番狂わせだけで生まれるものではない。勝敗を分ける一瞬の判定に対し、観客や視聴者がどれだけ「納得できるか」が、世界最高峰の大会には不可欠である。その納得感を支えているのが、カメラ、センサ…

    2026.06.25
  • 阪大など、ナノダイヤモンドの高圧選別に成功 高感度センサーへの応用に期待 

    大阪大学、ダイセル、立命館大学は、欲しい波長で光るナノダイヤモンドだけを光の圧力(光圧)で選別することに初めて成功した(ニュースリリース)。 ダイヤモンドの色中心と呼ばれる構造が注目されている。これは透明なダイヤモンドに…

    2026.04.03

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア