高効率化が進む太陽電池―実用化に向けての技術開発が活発化

ソーラーフロンティア,19.7%のCIS太陽電池セルを開発

ソーラーフロンティアはCIS太陽電池セルで,19.7%の変換効率を達成した。このセルは神奈川県厚木市にあるリサーチセンサーにおいて,30cm2の太陽電池モジュールを製造し,切り出したもの。

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実用化に向けて,同社ブランド&コミュニケーション部広報担当部長の中島信幸氏は「カッパー,インジウム,セレンの配合方法や膜厚のバランスを,如何に均一に大面積のモジュールに適用していくかが,今後の技術的な課題」としており,研究開発を進めているところだという。

現在,国内では住宅・公共施設への太陽光発電システムの設置やメガソーラーの建設が活発化しているが,こうした中にあっても,太陽電池モジュールのさらなる変換効率向上に向けた研究開発は進められている。今後の実用展開の行方が注目されるところだ。【三】