幻日の現実

仕事帰りの道すがら,まだ日が長い時期で,夕日というには少し早めの太陽が西にうっすらとかかった雲を透かして見えている。その太陽から水平方向右側,少し離れたところに光の塊が出現しているのを見つけた。それは少し縦長で,水平方向に虹色ににじんでいる。よく見れば太陽を挟んで反対側にも同じような光の塊が出現している。幻日だ。本物の太陽は少し暴力的な強さを持つ神のような存在だけれども,幻日はなんとも神秘的で,いつ消えてしまうかわからない儚さを感じさせる存在である。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    同じカテゴリの連載記事

    • 明らかになるということ 納谷 昌之(なや まさゆき) 2021年04月05日
    • トイレに咲いた赤い薔薇 月谷昌之介 2021年03月17日
    • 雪女の謎 月谷昌之介 2021年02月03日
    • テニスボールって何色? 月谷昌之介 2021年01月01日
    • どこでもマスク 月谷昌之介 2020年12月01日
    • としまえん 月谷昌之介 2020年11月09日
    • 雷様になりたい 月谷昌之介 2020年10月02日
    • 水底の線香花火 月谷昌之介 2020年09月01日