レーザーによる宇宙太陽光発電システム—持続可能な宇宙太陽光エネルギーを地上へ—

福井大学 金邉 忠

1. はじめに:Space Solar Power Systems

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太陽からの光エネルギーは,クリーンで無尽蔵のエネルギー源である。エネルギー・環境問題を解決する手段の一つとして,宇宙太陽光発電システム(SSPS:Space Solar Power Systems)の構想がある1〜8)。

SSPSとは,宇宙空間で得られる太陽光エネルギーをマイクロ波やレーザー光のエネルギーにパワーを変換し,地上に伝送して,地上で電力や水素などに変換して利用する電力供給システムである。

宇宙空間で太陽光をエネルギー源とし,地上に伝送することにより,クリーンなエネルギーを24時間供給できる。また,宇宙空間で得られる太陽光エネルギーは,地上の場合と比較すると季節・昼夜・天候に影響されない。

このため太陽光エネルギーの利用率を比較すると約10倍程度宇宙の方が有利であり,地上での太陽光利用システムに比べて高い効率の発電システムの実現の可能性がある。そのためSSPSは,大規模かつ安定供給が可能な電力供給システムとして期待されている。

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