幅広い応用が期待される赤外光ファイバーセンサーを目指して

4. おわりに

 赤外吸収分光を利用した光ファイバーセンサーは,将来,環境モニタリングや医療など幅広い分野での応用展開が期待される。本稿では,著者が新たに開発した赤外ファイバーセンシングに適した小型・低コストで広帯域な中赤外ファイバーASE光源について解説した。また,この光源を利用して現在開発を進めている,フッ化物赤外光ファイバーセンサーについて,今後の構想を含めて紹介した。

謝辞

 共同研究者である横浜国立大学の西島喜明准教授,京都大学の時田茂樹教授,北海道大学の松尾保孝教授に感謝する。本研究の一部は,JSPS科研費(20K05374, 22K04126),JST A-STEP(JPMJTR21R7)の助成を受けて行われた。

参考文献
1)T. Katagiri, K. Shibayama, T. Iida, Y. Matsuura: Sensors (Switzerland) 18, 2 (2018).
2)合谷賢治・上原日和:特願2021-069885 (2021).
3)https://www.thorlabs.co.jp/thorproduct.cfm?partnumber=ASE1900
4) M. R. Majewski, S. D. Jackson: Opt. Lett. 41 (19), 4496 (2016).
5) K. Goya, A. Mori, S. Tokita, R. Yasuhara, T. Kishi, Y. Nishijima, S. Tanabe, H. Uehara, Sci. Rep. 11, 5432 (2021).
6) K. Goya, Y. Koyama, Y. Nishijima, S. Tokita, R. Yasuhara, H. Uehara, Sens. Actuators: B. Chem. 351, 15 130904 (2022).
7) 上原日和,安原亮,合谷賢治,松尾保孝,村上政直,小西大介:特願2022-019461 (2022).
8) 上原日和,JST新技術説明会,https://www.youtube.com/watch?v=4plpQT4IR08

■Next generation fiber-optic sensors using a fluoride glass fiber
■①Hiyori Uehara ②Kenji Goya

■①National Institutes of Natural Sciences, National Institute for Fusion Science ②Akita Prefectural University, Faculty of Systems Science and Technology

① ウエハラ ヒヨリ
所属:自然科学研究機構 核融合科学研究所
②ゴウヤ ケンジ
所属:秋田県立大学 システム科学技術学部

(月刊OPTRONICS 2022年9月号)

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