丸文、FYLA Laser製スーパーコンティニューム光源を販売 光学計測の均一性向上へ

丸文は、スペインのFYLA Laserが開発したスーパーコンティニューム(SC)光源「Horizon」および「Iceblink」シリーズの取り扱いを開始したと発表した(ニュースリリース)。半導体・ウエハー検査やバイオイメージングなど、高精度な光学計測分野への展開を進めるとしている。

白色光源には、ランプ光源、LED光源、SC光源などが用いられている。従来型のランプ光源には、水銀やオゾンを使用する製品があるほか、寿命の短さに伴う交換作業や、環境負荷、メンテナンスコストなどが課題とされている。

SC光源は、広い波長域にわたるレーザー光を出力できることから、蛍光寿命イメージング(FLIM)をはじめとするライフサイエンス分野や、半導体・ウエハー検査などに利用されている。一方、一般的なSC光源では、スペクトルの凹凸によって波長ごとの出力に差が生じ、計測結果にムラが発生する場合があるという。また、光軸のずれによる調整や保守も課題の一つとしている。

FYLA Laserは、SC光源の性能を左右するフォトニック結晶ファイバー(PCF)を自社で設計、開発している。同社独自のPCFを採用することで、波長帯域内の出力差を抑え、均一性と安定性を高めたフラットスペクトルを実現したとしている。これにより、波長によって生じる計測ムラの低減が期待されるという。

また、内部の光学系をファイバーで接続するオールファイバー構造を採用した。ミラーなどの空間光学部品を減らすことで、振動や温度変化に伴う光軸ずれのリスクを抑え、1万時間を超える連続稼働に対応するとしている。

フラッグシップモデル「Horizon v2」は、410~2,300nmの波長範囲をカバーし、4W以上の総出力を備える。青色波長域の出力低下や、1,060nm付近に生じるピークを抑えたスペクトル特性を持つとしている。用途に応じて可視域や近赤外域を選択できる波長フィルターも用意する。

丸文は、ランプ光源から環境負荷の低いSC光源への置き換えを提案するとともに、同社が取り扱う白色LEDと組み合わせ、用途や予算、要求精度に応じた光源ソリューションを展開する方針を示している。

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