デンソーと九工大,AI活用の外観検査システムを開発

デンソー九州と九州工業大学は,熱交換器の製造工程における外観検査業務の効率化を目指し,AI技術を活用した外観検査システムを共同開発した(ニュースリリース)。

これまでも,デンソー九州ではAIを活用した生産プロセスの最適化を進めており,九州工業大学においてもAI技術を重点研究領域として,研究成果の社会実装を推進してきた。

このシステムは,人間の熟練検査員に匹敵する認識能力を持ち,微細な傷や異物も短時間で高精度に検出できるという。

また,実装環境の制約(撮像条件・タクトタイム・歩留まりなど)に合わせ,柔軟に推論条件の調整が可能なため,製造ラインの立ち上げに向けたデータ収集や検証作業の高速化を実現するとしている。

さらに,このシステムを検査工程に導入することで,ラインの省力化・人員削減が可能となる見込みだという。

このシステムは,新設予定の製造ラインにおいて実装され,検査工程における品質の安定性向上と作業効率向上の実現を目指すとしている。

キーワード:

関連記事

  • 半導体市場1兆ドル到達は4年前倒し SEAJが製造装置需要を上方修正

    日本半導体製造装置協会(SEAJ)は、2026年度から2028年度までの半導体・FPD製造装置の需要予測を発表した(ニュースリリース)。半導体製造装置の日本製装置販売高は、AIサーバー向け先端ロジックへの旺盛な投資や、広…

    2026.07.06
  • 【解説】IOWN AI ファンドが示す、AI時代のフォトニクス産業の広がり

    AIインフラの重心が、AIモデルを作るための大規模な設備から、完成したAIを現場に近い場所で動かす仕組みへ移りつつある。NTTなどが2026年6月10日付で発表した投資ファンド「IOWN AI Fund」(関連記事)が注…

    2026.06.23
  • 光電融合技術、実装課題と市場の行方を議論

    「今後のAI普及のカギは光電融合技術になるといっても過言ではない」―このように語られたのは、電子・実装技術の専門展『JPCA Show 2026』で開催されたイベント内でのことだ。JPCA Showは2026年6月10日…

    2026.06.17
  • NTTとグローバルパートナーが「IOWN AI Fund」を設立、次世代AI産業の基盤形成へ

    NTT、Young Sohn氏、SK Group、中華電信、および日本政策投資銀行は、AI時代の先端技術への投資を通じてIOWNエコシステムの構築と新たな事業創出を目指す投資ファンド「IOWN AI Fund」を組成した…

    2026.06.15
  • AIデータセンター投資が過熱、古河電工が光ファイバー関連事業を強化

    古河電気工業は2026年6月5日に事業説明会を開催し、光ソリューション領域の今後の事業方針を発表した。 光ソリューション領域長の浅尾真史氏は、2030年に向け「革新的な光ソリューションでAI時代のネットワークを構築し、社…

    2026.06.06

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア