スペクトラ・フィジックスは,15~30Wの出力範囲でコンパクトかつ信頼性の高い紫外線(UV)ナノ秒レーザー「Talon APXレーザーシリーズ」を発表した(ニュースリリース)。
この製品は,最大300μJのパルスエネルギーでUV平均出力15W~30Wを提供し,40,000時間の連続使用に耐える寿命を備え,5年以上24時間連続運転を可能とすることで,ダウンタイムとメンテナンス時間を大幅に削減するという。
従来からの「Talon」プラットフォームをベースとするこの製品は,ファーストパルス制御,パルスオンデマンド(POD),位置同期出力(PSO)などの機能が搭載されている。
同社にて実績のあるIt’s in the Box設計を活用し,制御電子機器やレーザーダイオードを含むすべての重要なコンポーネントが,コンパクトで軽量な単一のレーザーヘッドに統合されている。この設計により信頼性が向上し,設置が簡素化され,簡便な装置搭載が可能となり,搭載時間が削減されるとしている。
また,厳しい環境下でも使用環境に左右されず,24時間連続運転できるように設計されており,広範な環境認定テストを受けている。完全に自動化,コンピューター制御され,出力,ビーム品質,ポインティング精度において優れた長期安定性を実現し,量産環境(HVM)において安定したパフォーマンスを保証するという。