古河電気工業は,フルモデルチェンジした光ファイバホットストリッパ「S251A」を4月より発売する(ニュースリリース)。
光ファイバホットストリッパは,加熱により光ファイバの被覆を除去する装置で,データセンタ向け超多心ケーブルの工事や電線の保守工事などで使用されている。同社従来機では,多様な光ファイバの心線数・被覆径・テープ厚に対応するために複数の光ファイバホットストリッパを使用する必要があった。そのため,あらゆる作業環境と光ファイバに対応できる新型機の開発を進めてきたという。
開発した新製品は,USB Type-Cコネクタに対応しており,モバイルバッテリからも充電可能。また,業界最高水準の防滴性能(IPX4)と衝撃保護性能(IK07)を取得したことで耐環境性能が向上し,高所や屋外でも安心して作業できる。
ヒーター機構部を平らなデザインにすることで付着した光ファイバの被覆や端材の清掃が簡単になり,光ファイバの加熱時間が約2秒と従来機に比べて30%短縮。また,LEDランプ・ブザー音・バイブレーションの3つのお知らせ機能を搭載し,暗所や騒音下での作業時のわかりにくさを解消した。
なお,単心から16心数,フラットリボン、ローラブルリボン,0.50mm単心線4心一括といった光ファイバに対応している。