村田製作所,LiDARで交通量を見える化

村田製作所は,交通量を見える化するトラフィックカウンタシステムによるデータ提供サービスを,現地サービスプロバイダを通じて,インドネシアで4月から開始する(ニュースリリース)。

東南アジアの一部では,広告市場でインターネット広告に次ぐ高い成長率となっている屋外広告に対し,広告効果を向上させるソリューションニーズが高まっている。しかし,多くの東南アジア諸国では時間帯別の交通量や走行車種の情報など,交通情報の可視化が進んでいないため,視聴者層を考慮した屋外広告宣伝の手法が確立されていなかった。

同社が開発したシステムは,雨や夜などの分析環境の変化に対応するため,カメラより優れた耐環境性能を持つLiDARをメインセンサーとして採用した。高精度なセンシングにより,交通量だけでなく,乗用車・大型車など車種情報を分類した交通データも安定的に生成することができるという。

これにより,平日の通勤時間帯にはビジネスマン向けの広告を行なうなど,時間帯および車種情報を考慮した戦略的な広告宣伝が可能となる。また,地域の交通量を見える化することで,交通が活発な場所にショッピングモールを建設するなど,都市計画策定の参考情報として利用が拡大することも期待されるとする。

このシステムによるデータ提供サービスはインドネシアをはじめ,タイやマレーシアなどアセアン地域での展開を進めていくとしている。

キーワード:

関連記事

  • 防衛分野で求められる光技術とは 採択研究から見えるフォトニクスの方向性

    【解説】防衛分野で求められる光技術とは 採択研究から見えるフォトニクスの方向性

    防衛・安全保障分野において、フォトニクス技術には何が求められているのか。防衛装備庁が公表した2026年度「安全保障技術研究推進制度」の新規採択課題から、その一端が見えてくる。 今回、560件の応募から47件が採択された。…

    2026.10.23
  • OIST、レーザーで量子スピンを制御しセンチメートル級の物体を動かすことに成功

    沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究チームは、レーザー光によってダイヤモンド内部の電子スピンを制御し、そのスピンが生み出す力だけで、センチメートル級の物体を動かすことに成功した(ニュースリリース)。量子スピンに由来す…

    2026.10.09
  • 京大、60GHz帯で超広帯域移動通信とセンシング融合技術の同時実証に成功

    京都大学・教授の原田博司氏らの研究グループは、60GHz帯のミリ波を用いたソフトウェア無線技術を開発し、走行中の車両から最大10.3Gbit/sの高速無線伝送に成功した(ニュースリリース)。さらに、車両の位置の推定を超高…

    2026.10.09
  • 芝浦工大、検知・通信・給電・描画を1本のレーザーに統合へ

    芝浦工業大学・教授の新熊亮一氏を中心とする研究チームは、慶應義塾大学・准教授の吉岡健太郎氏らと提案した研究開発課題「四位一体レーザーによる面的能動空間の創出」が、科学技術振興機構(JST)の研究プログラム「CRONOS」…

    2026.10.07
  • 九州大学など、波長・位相を制御可能な次世代VCSELを開発へ

    九州大学大学院総合理工学研究院・教授の濱口達史氏と、みらい創造インベストメンツが共同代表者として申請した「パラメータ制御機構を内在するレーザー素子の実現と時空計測用途に向けた社会実装」が、科学技術振興機構(JST)の「デ…

    2026.10.06

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア