2022年度TOFセンサー世界市場,652億円に

富士キメラ総研は,FA/PA,電子機器,自動車,社会インフラ,医療/ヘルスケアなど様々な分野において需要が増加しているセンサーの世界市場を調査し,その結果を「2019 センサーデバイス/ビッグデータ・IoT市場調査総覧 上巻:センサーデバイス編」にまとめた(ニュースリリース)。

これによると,センサー市場は認識,計測,自動化などのニーズを受けて,様々な分野で伸びている。半導体/電子部品,自動車業界では好調な設備投資により計測,制御関連センサーの需要が増加しているほか,環境規制対応や安全対応の強化が求められる環境対応車用途,高機能化,多機能化によって様々なセンサーの搭載が進むスマートフォン/ウェアラブルデバイス用途などがけん引し,市場拡大を続けている。

また,世界的にIotの実装が本格化しており, 環境整備に向けてセンサーの小型化,省電力化,ネットワーク対応などの機能強化が求められている。

注目市場として光センサーでは「TOF(Time Of Flight)センサー」を取り上げた。TOFセンサーは光源から照射された光を対象物に当て,その反射光の到達時間や位相差から距離を検出する空間認識センサー。画素数が少なく,構造としてもシンプルな設計となっている「Direct TOF」と,Direct TOFと比較して価格は高いが,高解像度化に適している「Phase TOF」がある。

2018年度は「Direct TOF」が市場の大半を占めている。スマートフォンにおける近接センサーやオ ートフォーカス用途が主で,Appleなどに採用されたことで市場は大幅な拡大が見込まれる。「Phase TOF」は3D顔認証やAR,車載用途での採用に向けた開発が進んでいる。

超音波センサーは障害物の検知を行なうクリアランスソナーや駐車支援など車載用途が市場の大半を占めている。特に日本や米国,欧州などの先進国を中心にクリアランスソナーの標準搭載が進んでおり,需要が増加している。

今後は自動車メーカーが積極的に研究・開発を行なっている自動駐車の用途での採用が増えることで,伸長が期待できる。自動駐車の実現に向け,カメラやミリ波レーダーなど,ほかのセンシングデバイスとの特性の違いを補う形で,複合的な活用が進むとみている。

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